あれは二十歳、学生時代の事だった。
居酒屋と引っ越しのバイトを昼夜掛け持ち
稼いだお金でライブハウスに通っていたことを思い出す。。。
ある時、幼なじみのB家君が『どうしても会って欲しい人がいる』と言うので
当時住んでいた板橋区まで遊びに来てもらった。
連れて来た『どうしても会って欲しい人』は、Y氏と言う当時40歳くらいの中年。
背は165センチと小柄だが、洒落たハットにモダンなスーツと、しっかり決め込んでいた。
私:(ん??何だか解んないけどタダモンではないオーラが有る)
なじみの寿司屋でいい加減酔っ払い、お勘定の際
Y氏:『い~から、先に出て左に歩いて行ってて!!追いかけるから!』
と言う事でゴチになった。
その後、待っていたがなかなか現れない。
15分程して
Y氏:『お待たせ、お待たせっ!』
私:『何かありましたか??どうしました??』
Y氏:『うん。トイレの窓から逃げてきた!』
私:『はいっ???』
B家君:『はっはっはっはっは!!』
笑っている。。。。
私:(笑い事ではない。。。。僕は顔なじみ。。。。)
ま、冗談だろうと思い、取り合えず私のアパートに行って呑みなおした。
突然
Y氏:『久保田君は建築家になろうと思っているでしょう?』
私:『い、いぇ。。。。。』
Y氏:『部屋を見れば、僕には解る』
私:『は、はぁ。。。』
と、まぁウサン臭い話が結構次から次へと出来ていたが
Y氏を見つめるB家君の目は至って真剣。
(変わった人がいるもんだ)
そんなこんなで寝る事になり、当時割かし広いロフトだったので
ロフトに3人で川の字で寝ることにした。
暫くすると
Y氏:『僕はね、実はマッサージもプロなんだよ!』
と、おもむろに私の身体をマッサージしだした。
そんなこんなしているうちに、私のデリケートな部分界隈にまで手が及んできた。。。。。。
Y氏:『ここは「アレ」のツボがあってね、効くんだよ~!』
なんて言いつつ、マッサージを止めようとしない。
いい加減眠くなってきた私は、不覚にも寝入ってしまった。
その後何が起きたかは、今をもって誰も解らない。。。。
その数ヵ月後、B家君から電話がかかってきた。
B家君:『久保っ!(←あだ名)ちょっと聞いてよ!!』
何かと思ったら
B家君:『久保、俺、Y氏に100万円貸したまま逃げられた!!』
詐欺師だった。。。。
PS.私は建築家には、なっていない。