事務所の近くに、とある中華料理屋さんがあり
そのお店の裏の小道を、よく散歩する事がある。
その小道は、丁度中華料理屋さんの厨房側にあたり
常にドアを開けているので、通りかかると厨房で働く料理人が
元気に中華鍋を振ったり、中華包丁でトントン食材を切ったり
厨房仲間で会話を弾ませたり(中国語の為、意味不明)と
中華料理店の和やかなドラマを垣間見る事ができる。
この界隈は、日比谷シャンテの噴水広場に集まる多くの鳩が
あちらこちらに出現する。
中華料理店は、言わずと知れた食料の宝庫。
おのずと厨房裏の小道には鳩が集まる。
厨房の料理人が、仕事の合間に鳩に餌をあげては
和やかな雰囲気に一段と花を添えていた。
ある時、私はいつものように小道を散歩していた。
小道には夏の日差しがところどころ差込み
何ともほのぼのとした光景。
遠目には、料理人が鳩に餌をあげる姿が映り
私はちょっとした詩人のような気分で、そこを通りかかった。
ふと料理人を見ると
ニコニコしながら鳩に餌をやっている片手には
大きな包丁を持っていた。。。
私の想像力をかき立てた。